あおウサギ先生の貧血診療所
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生活の中での注意点

貧血とはどんなものなのか、ここまで当サイトを見てこられた方はもうお分かりでしょう。血液の中から、赤血球やヘモグロビンが少なくなってしまった状態を言います。赤血球は酸素を全身に運ぶ役割をしていますので、体が酸欠状態になってしまうのです。

運動

貧血になっていると体は酸素不足に陥っています。運動するということは、体内の細胞が酸素を必要とするということです。

運動して心拍数が上がり、全身に酸素を行き届かせるのですが、貧血になると、赤血球が不足しているために全身の細胞に酸素を届けることができず、貧血症状である動悸、息切れ、めまいなどが起こります。

普段からちょっと動くだけでこれらの症状やめまいを起こすようであれば、症状が起こらない程度に体を動かし、無理をしないように過ごさなければいけません。疲れをためないように意識して体を休めるようにし、睡眠不足などになることがないよう、心がけることが大切です。

体を冷やさない

貧血になると、ただでさえ全身が酸素不足に陥るのに、体を冷やすと益々酸素が行渡らなくなります。

貧血になると、普段から手足が冷たく感じることもあるでしょう。酸素が不足しているために、冷えてしまっているのです。

できれば全身を温かくし、保温性の高いものを身につけ、血行をよくすることが大事です。全身の細胞に、少しでも多く酸素を行渡らせるよう、体は温かくするようにしましょう。

シャワーよりも湯船にゆっくりとつかり、手足の血行をよくするためにマッサージをしましょう。夏でも冬でも素足でいる人がいますが、貧血になったら季節を問わず、靴下をはく習慣をつけましょう。

ただし、発熱を伴う貧血の場合は、入浴はあまり好ましくありません。血小板が少なくなり、内出血のあるような場合は体を拭くだけにとどめておきましょう。

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貧血では抵抗力が落ちる

貧血になると体の抵抗力が落ちてしまいます。ですから、体は清潔に保たなければいけません。

風邪もひきやすくなるでしょうし、発熱もしやすくなっていますので、注意が必要でしょう。外から帰ったらうがい手洗いを徹底します。シャワーや入浴では酸素を消費する量が増えますので、熱いお湯は使わずに、ぬるめのお湯に体が疲れない程度の時間で入るようにしましょう。

特に注意が必要な貧血

特に注意が必要な貧血として、再生不良性貧血や白血病、骨髄異形成症候群などがあります。

これらは骨髄でうまく血液を造っていくことができない貧血で、鉄分の不足とは別の貧血になります。これらの貧血の場合、病気の種類にもよりますが、出血や感染にも注意をしなければいけません。白血球が不足している貧血では、生ものを避け、なるべく生野菜や刺身などではなく、熱の通ったものを食べた方がいい場合もあります。

普通の貧血での日常生活での注意の他に、医師から注意されることもあると思いますので、無理をせず、治すことだけを考えてすごして行きましょう。

出血の予防

血小板が不足すると、血が止まりにくくなります。血小板の働きは、血管の傷を塞いで血を止めてくれるという役割をしています。そのため、血小板が不足する貧血では、鼻血や歯茎からの出血、いつの間にかできている皮膚のぶつけたような痣、月経量が増える、などと言うことが起きます。少しの刺激でも出血しやすく、また、一度出血すると止まりにくくなっていますので、日常生活の中でも注意が必要です。

歯茎を傷つけないように、ハブラシは柔らかいものを使う、鼻を強くかまないようにする、便通をよくして肛門が切れる状況を避ける、転ばないように日頃から気をつけて歩く、病院で注射をしたり採血をしたときには、血が止まるまでしっかりと押さえる、このようなことを日頃から気にかけていきましょう。

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