あおウサギ先生の貧血診療所
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貧血の検査方法

貧血の検査はどんなことをするのでしょう。方法はとても簡単です。血液を採取して検査するだけです。その他にも、まぶたをめくってみて、白っぽくなっていないか、歯茎が白くないかなどを診ます。大それた検査ではないのです。

どんなことを調べる?

腕の静脈から採った2〜3mlの血液から、赤血球の数やヘモグロビンの量がどれくらいあるのかを調べます。

これらの数が何らかの原因で少なくなっていると、貧血になります。

貧血と診断される目安の数値は、男性の場合、ヘモグロビンが血液1dl中14g以下、女性の場合は12g以下になります。高齢者になると男女差がなくなりますが、この場合で11g以下になります。

貧血にも一時的なものから医師の指示で治療を行わなければいけないものまで様々ですので、性格に診断するにはもっと詳しく血液検査をする必要があります。

貧血の検査項目

貧血検査で採血をしますが、具体的にはどんな検査項目があるのでしょうか。検査項目を知っていると、検査結果の用紙も理解しやすいでしょう。

ヘマトクリット

採取した血液を試験管に入れ、遠心分離機にかけることにより底に血球成分が沈みます。百分率で沈んだ層の厚さを表したものがヘマトクリットです。

血球成分に含まれているものは、白血球や血小板ですが、そのほとんどが赤血球になります。ですから、ヘマトクリットの値のほとんどは、赤血球容積として認識されています。

平均赤血球容積

平均赤血球容積はMCVと表示されます。上に挙げたヘマトクリットの値と赤血球の数から計算して出されるのが平均赤血球容積です。

これは、赤血球1個の平均容積になります。基準となる正常値は31〜100flで、悪性貧血や葉酸欠乏性貧血の場合は値が高くなり、鉄欠乏性貧血だと値が低くなります。

平均赤血球色素濃度

平均赤血球色素濃度は、MCHCと表示されます。ヘマクリットの値とヘモグロビンの量から計算され、この検査をすることで、どんなタイプの貧血なのかをしることができます。

平均赤血球色素濃度の正常な値は31〜36%になります。

網赤血球

これは生まれたばかりの若い赤血球のことです。この網赤血球がどのくらい赤血球の中に含まれているかを調べることで、血液を造っている骨髄がちゃんと機能しているかどうかが分かります。

正常な値は1〜2%になり、骨髄の機能低下からくる再生不良性貧血では正常値よりも数値が低くなり、溶血性貧血だと反対に数値が高くなります。

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血液検査の正常値

貧血の血液検査での正常値は男女で違います。血液検査で分かる、4つの項目とそれぞれの正常値を紹介していきましょう。

赤血球数(RBC)

赤血球の数を調べることで、貧血かどうかの目安になります。赤血球が減りすぎると貧血を起こすからです。反対に、赤血球が増えすぎていると、血管が詰まりやすくなるといわれている多血症の疑いがあります。

赤血球の数の標準値は、男性で410〜570万個/mm3、女性だと370〜490万個/mm3になります。

ヘモグロビン濃度(Hb)

貧血は鉄不足で起こると言われていますが、ヘモグロビンの元は鉄ですので、ヘモグロビンが減少するということは、貧血につながっていくのです。男性での標準値は13〜18g/dl、女性では12〜16g/dlになります。

ヘマトクリット(Ht)

ヘマトクリットは、血中にある血球の割合を示すものですが、血球のほとんどの割合が赤血球になります。ですから、ヘマトクリットの数値が低くなっていると貧血が疑われます。男性での標準値は39〜52%、女性の場合は36〜48%になります。

平均赤血球容積(MCV)

平均赤血球容積の求め方は、ヘマクリット値÷赤血球の数×10 になります。正常値の範囲は80〜100flです。

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