あおウサギ先生の貧血診療所
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貧血の主な原因は?

貧血になる主な原因とは、どういうものがあるのでしょうか。先の項でも少し触れましたが、ここではもうちょっと詳しく説明していきましょう。原因を知ることにより、予防に役立てていくようにしましょう。

生理で貧血に

順調に生理がくる女性なら月に一度、5〜8日間の出血があるでしょう。これにより、体外に鉄分が排出されてしまい、貧血を起こしてしまうのです。

生理時だけ貧血の症状が出る人はともかく、日頃から貧血の症状がある女性が生理になると、益々鉄分不足になり、かなり辛いものになってしまいます。これは仕方のないことなのでしょうか。生理のときに失われる鉄分の量を知り、それを補うようにしていけば、貧血も防げるのではないでしょうか。

生理で失われる鉄分量

個人差はありますが、一度の生理で出血する量は、30〜60ml前後だと言われています。例えば、中間の45mlで見てみると、この量で鉄量を計算すると、0.75mgです。

1日の食事から摂れる鉄分は1mgなのですが、汗や尿、更には腸管から体外に出される鉄分の量も1mgで±0になっているのです。生理になると、余計に鉄分が排出されますので、体の中ではその分が鉄分不足になってしまいます。

生理で出るのは全て血液?

生理になると出血し、衛生用品で対応しますが、それを見ると1〜3日目あたりまでは、量の多いのが普通でしょう。かなり出ているように見えますが、全部血なのでしょうか。かなり多く見えるかもしれませんが、実際の出血はごく微量です。子宮から剥がれ落ちた内膜が、酵素の働きによって分解されて液状になったものが血に見えるのです。

生理で極度の貧血を覚えるのであれば、婦人病を疑ってみましょう。子宮内膜症や子宮筋腫があるかもしれません。ちなみに、生理の量が多かった人が貧血になると、逆に生理の量が少なくなるそうです。

貧血の治療をすると、生理の見た目の量が増加するでしょう。元々生理が重かったのに、最近なんだか軽くなってきたと感じたら、もしかしたら貧血が息をひそめているかもしれません。

妊娠で貧血に

妊娠をすると貧血になる人がとても多いです。それは、なぜなのかわかるでしょうか?

へその緒と胎盤で胎児とお母さんはつながっています。このへその緒には、太い動脈が2本、細い静脈が1本通っています。そこから酸素と栄養を胎児に送っています。妊娠初期はつわりもあり、ただでさえいつもよりも体が酸素を必要としているのに、満足に食事も摂れない状態になります。これで鉄不足になり、貧血がおきるのです。

もちろん妊娠中期、後期と様々な要因で貧血が引き起こされますが、詳しくは【妊娠貧血】の項で詳しく取り上げていますので、参照してください。赤ちゃんのために辛い貧血を耐えることはせず、医師の指導のもとで治療しましょう。母体が貧血であれば、胎児にも十分な栄養と酸素が届けられず、産まれてくる赤ちゃんも貧血になりかねません。病院では鉄剤が処方されるでしょうが、その吸収をよくするためのビタミンCも一緒にとるといいです。

思春期の貧血

思春期の子が貧血だと学校の健康診断で言われることは多いです。別項でも触れましたが、思春期は成長期でもあり、生理が始まり、更には定期的に生理が起こるようになる時期でもあります。

思春期に貧血が多いからといって、当たり前だと放っておくことはやめましょう。夜更かしを覚える頃でもありますので、睡眠不足にならないよう十分な睡眠をとり、朝はゆとりをもち、きっちりと朝食を摂るようにしましょう。

思春期の鉄の必要量は、成人の2〜3倍にもなるのです。成長期にしっかりと栄養を摂り、無理なダイエットなどはせずに、規則正しい生活を送るようにしましょう。

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